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求人広告のウソ、ホント、媒体の選び方、効果的な広告の出し方について

掲載しても応募がない!見直すべきポイント4選

求人広告を掲載すれば当たり前のように応募が来て、最低でも何人か面接することができる…とは思っていませんか?

 

少し前までは企業側が有利だったので上記のような状況でしたが、昨今求職者の方が有利な売り手市場であることから、求人広告をただ掲載してもなかなか応募が集まらないことがあります。

 

そんな時、求人広告営業から

「サイズUPして露出度を高めましょう」

「掲載期間を長くすればそれだけ応募が見込めます」

これらのような提案を受けたことはありませんか。

 

もちろんその通りではあるものの、やみくもにサイズUPしても掲載期間を長くしても、思ったような効果が見込めることはほとんどありません。

 

では、どうしても応募が集まらない時はどうすれば良いのでしょうか。

今回は、そんな応募が集まらない時に見直してみたいポイントを解説します。

 

 

そもそも媒体選定は合っているか

 

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まずは掲載媒体についてです。

担当営業からすすめられて新しいサービス、流行っているから大手求人媒体、地域に密着した人を採用したいから折り込み広告…

 

何らかの理由で媒体を選んで掲載していただいているかと思いますが、果たして本当に御社の職種はその媒体に合っているでしょうか。

 

媒体ごとにユーザーの属性は変わってきますし、特定の職種に強い媒体というのも存在します介護士を採用したい場合は医療福祉に特化した媒体、SEを採用したい場合はSE、プログラマーの採用に特化した媒体など、様々です。

 

専門性が高い知識を持った方を採用したい場合は何等かの職種に特化した媒体を使うのも手ですが、未経験からスタートできるのであれば母数を集めやすい大手の求人広告を使う方が効果的だったりします。

 

求人広告は確実性がないのでギャンブルみたいなものですから(成果報酬は除く)、まずは費用対効果が良さそうな媒体への掲載を考えるかと思いますが

こちら改めて本当に自社の求人が合っている媒体なのかを見直してみてください。

 

掲載媒体の中に同業(ライバル)はどれくらいいるか

具体的にどんなポイントで見直すのかと言いますと、掲載している媒体に同業種の企業がどれくらい同時期に掲載していて、どんな条件で出しているか等です。

同業種が多ければそれだけその求人を求めるユーザーも集まってきますが、やはり同業は御社の採用のライバルにもなります。

 

近隣の同業種が御社よりも好条件で求人を打ち出している場合、やはり強いのは目に見えて条件が良い方です。

「応募があまりにもないと思って調べてみたら、すごく近所で似たような職種の求人を出されていた、しかもウチより好条件…」

 

このような場合は、時期を見直すか媒体を変えた方が良いかもしれません。

求人広告の営業担当に申し出ていただければ、これらはお調べして回答することが可能なはずなので、ぜひご活用ください。

 

採用ターゲットは明確になっているか

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たまに「採用できるならならだれでも良いよ~!」と仰る担当者さんがいらっしゃいます。

採用するためには母数を広げた方が良いに決まってますから、なかなか採用できていない職種の場合はハードルを下げることで求職者も応募がしやすくなるでしょう。

 

しかし、以下のような原稿を見て、応募したいと思うでしょうか。

「誰でも大歓迎!老若男女問わずどんな人でも採用します」

求める人材のターゲットが広すぎて、この会社が欲しい人材はどんな人なんだろう…、そもそもこの会社に在籍する人たちはどんな人なんだろう。

と、少し不安になりませんか?

 

 アルバイトならまだ良いですが、どんな人が働いているか想像できないような職場では人生を左右するような転職に踏み切る勇気は湧いてこない人が多いでしょう。

きてくれるならだれでも、その気持ちは本当にわかります。人が来てくれないことには会社の運営が難しくなってしまうのですから、当たり前のことです。

 

しかし、そこはあえてしっかりターゲットを定めて原稿を作成した方が結果的に良い方に向かうかもしれませんよ。

 

仕事内容が何もわからない人にも想像できるか

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御社の求人広告の中には、専門用語が飛び交っていたり、わかりにくい文言はありませんか。

採用ターゲットにもよりますが、仕事内容はわかりやすく書くに越したことはありません。

 

その会社自体に興味があったとしても実際の仕事内容がわからなければ、なかなか応募する気持ちになれないものです。 

 

求人原稿で応募を獲得するには、何もわからない人でも仕事内容を想像できるかどうかがポイントですので、求人原稿が制作されて上がってきたら、社歴が浅い若手社員に「誰が見ても仕事内容がわかるか」を確認してもらうのも良いでしょう。

 

経験者を採用したい場合、あえて専門用語を使うのは◎

専門用語はわかりにくくなるとお伝えしましたが、今回採用したいターゲットが経験者である程度の知識を持った人の場合は、あえて専門用語を使うのも手です。

 

求人広告を読んで理解した上で応募してくるはずですから、応募の段階で何等かの知識があるものとして面接の工程も少し楽になります。(※たまに経験者採用のための原稿で未経験の方が応募されることもあります)

求人広告に打ち出している条件は魅力的か

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これは「高い給与」、「休みがたくさん」を打ち出せということではありません。

御社の求人が他社の原稿に比べて魅力的な条件に見えるかどうかということです。

 

魅力的に見せる方法はいくつかあります。

会社独自の制度を活用する社員の事例を載せて実態を伴うことを証明したり、社員の素直な会社に対する意見を書いたりするのが効果的かと思います。

 

例えば、給与が低く休みも不定期だったとしても比較的有給が取りやすい職場なら、実際の社員の体験談を交えて以下の文言で打ち出してみて親しみやすさをプラスしたり

「有給消化率は100%!二日酔いで休みたい…そんな時もOK(笑)」

 

社員の素直な意見なら、以下のような文言で打ち出してみたり

「正直キツイっす。でも、将来◎◎のような働き方が目指せるから、今は頑張り時なんです」

 

こんな書き方をすると、求人原稿の向こう側に実際に働くリアルな社員さんの姿が見えてきませんか。

求人原稿を読んでいて、働く社員さんのリアルな姿が見えてくるのは魅力的な原稿で、共感を生み、精度の高い求職者からの応募を獲得できる可能性が高くなります。

 

実態を伴う条件でなければ表記はしない方が良い

魅力的な原稿を作成したいからと言って、実態を伴わない表記はやめておいた方が良いです。

 

例えば、実際には有給消化率はさほど良くないのに「お休みは好きな時に自分のペースで取れます!有給消化率80%以上」とかを記載してしまうと、その待遇を求める求職者からの応募が集まることになります。

 

実態が伴っていれば何も問題ありませんが、伴っていない場合には面接したとしても採用に至らずに時間の無駄になってしまうので、実態を伴う待遇や会社の制度をうまく活用して魅力的な原稿を制作しましょう。

 

御社の魅力を引き出すのは求人広告営業の腕の見せ所。良いところをたくさん棚卸しして、御社だけの良い原稿を作りましょう。